社会福祉法人 立花福祉会

丈夫な体と豊かな心を育てる保育

「丈夫なからだづくり」

<薄着ですごす>

乳児は皮膚の感覚機能が未発達です。だから、暑さ・寒さに皮膚が対応して、熱を発散させたり、発散を防いだりする機能を育てるため、薄着に取り組んでいます。(0歳児クラスの時から一年中半そで、半ズボンですごしています)厚着は子どもの動きを妨げます。運動をすることで筋肉や骨格、体が育っていく乳児にとっては、薄着になって体をたくさん動かすことが好ましいと考えます。気温の変化に対して体が順応できず、抵抗力が落ちるためにひいてしまう風邪も、厚着にしたからといって防げるものではありません。大切なのは急激な気温の変化に対して体がうまく適応できるように、普段から鍛錬することです。

<裸足ですごす>

人類は、2本足で歩き始めてから進歩を続けてきました。同様に子どもはまず立って歩くことによって、運動能力をつかさどる大脳皮質を刺激し、その刺激が発達を促し、次第に機敏な動作が出来るようになっていきます。そして、活発に動くことがさらに大脳皮質を発達させ心身ともに成長していきます。ですから身体の機能を十分に発達させるためには、まず身体を動かし、足を十分に使うことが大切なのです。その中でも足の裏のアーチをしっかり発達させるには、裸足遊びをすることがたいへん効果的です。まず、裸足で歩くと足の裏が刺激されて、大脳の働きが活発になります。そして、身体を支える足の指がしっかりして安定感がよくなり、何よりも足の指・足の裏の筋肉がよく働くようになり、土踏まずの形成に大変役に立ちます。また、足の筋肉を鍛えることは、最近特に弱くなったといわれる背筋力をつける効果もあります。裸足で元気に飛び跳ねて遊ぶことで、足の裏が刺激され脳の働きも活発になるのと同時に、あらゆる面で身体の発達に大きな影響がでてきます。硬いコンクリートで囲まれた現代の生活ではなかなか難しいですが、砂の上や屋内などで積極的に裸足になることが大切です。