主体性・想像力・創造力を育む遊び
「人気のリズムあそび」
<発達を促すリズムあそび>
音楽のリズムに合わせて、子どもたちに親しみのあるいろいろな動物などに模して、走ったり、止まったり、跳んだり、転がったり、這ったりとからだ全体で表現することによって、子どもの骨や筋肉、関節、神経系の発達を促していきます。
★わに
左右交互に、手足が前に出て、伸びた手足の反対側の手足は反射的に縮みます。足の指で床を蹴って前に進みます。手、腕で身体を引き寄せます。前を見て、首をしっかりおこして這います。
(四肢の筋力を促し、関節を緩める効果があります。抗重力筋を育て、肩、腕、手首や手の働きを育てる。)
★どんぐり
両腕を頭上にしっかり伸ばす.肩の力で回るのではなく、足を交差した時、肩は床につけたまま腰をしっかりねじります。床についた足の5指をしっかり床につけて親指で床をけってまわります。
(抗重筋、肩、腕の働きをそだてる。腰、足をひねる力を育てる。)
★金魚
全身の力を抜いて、左右に細かく揺らします。
(背骨の中の脊髄神経は、身体全体に細かく分岐して伸びています。
この背骨を緩めることで身体全体に刺激が行き、血行が良くなります。
身体の力が抜けリラックスするとともに背骨のゆがみにも効果的です。)
★ 馬(四つ這い→高這い→縦ギャロップ)
ひじを伸ばし、手の指先をまっすぐ進行方向に向けて動きます。前方を見て首をしっかりおこします。
→膝を伸ばし腰をあげ、足の指先をしっかりと床につけ、同時に手の指先にも力を入れます。
→両手で手綱をもつ格好でギャロップします。
(抗重力筋を育てる。→敏捷性を育てる。)
★あひる
腰を伸ばしむねを開くと、両腕が自然に体の後ろに行きます。
股関節を充分に開き上体をまっすぐにします。
土ふまずが出来てくると、かかとを上げて前にすすみます。
★かめ→ブリッジ
→自転車こぎ
股関節を充分に開く。胸も大腿部も強く反らせて背骨をしゃんと伸ばし頭をしっかり上げます。
→身体をそらせて、腕に力を入れて身体を支えます。→腰を上げて、両手で身体を支え、両足でこぎます。
(柔軟性を育てる。)
★めだか
両手を合わせ、腕をまっすぐにのばす。リズミカルに素早く走り最後はピタリと止まります
(巧緻性、敏捷性を育てる)
★スキップ
リズムにあわせて軽快に動きます。手を振って膝をしっかりあげます。
★ギャロップ
リズムにあわせて軽快に動きます。手を肩まであげて、あげた足の方向に動きます。
(巧緻性や敏捷性を育てる。左と右の協応の力を育てる。)
★そり
1人は、足を伸ばして座り、そりに乗る人になり、相手に手を引っ張ってもらって脱力し、引っ張られるままになります。引っ張る方の子どもは足腰、腕の力が強くなります。
(足腰、腕の力を強くする。)
★2人ボート
2人で向き合って、手をつなげる距離に座ります。1人の足は中に他の1人の足は外に広げます。
(足、腰を強くする。)
★走り縄跳び
自分で編んだ縄を使って、早いスピードで走りながら跳びます。
(「~しながら~する」の2つの行動を同時にできる力が育つ。)(敏捷性を育てる)