社会福祉法人 立花福祉会

主体性・想像力・創造力を育む遊び

「子どもの発達を促す『粗大運動』」

<粗大運動とは・・・>

粗大運動とは 、微細運動と対になって使われる言葉で、 手足胴の大きな運動をいいます。立つことも含めて、立つまでの赤ちゃん ・小さい子どもがおこなう手足を動かす、腹這いになる、這う、這って越える等の運動を指します。また、歩行完成以後の乳児の粗大運動については、主として機能練習遊びや戸外遊びなどがあります。

<機能練習あそび>

★物の性質を知る
転がす、落とす、振る、叩く、投げる、容器に入れたり出したりする、引きずる、すべらせる、ひっぱる、通す、ぶら下げる、押す、ひろげる、持ち上げる等の行為をとおして、物の性質、固さ、大きさ、長さ、音、表面、内面、外側、素材、重さ等を知っていきます。


★空間関係を知る
押して歩く、ひっぱって進む、ひきずって行く、上がる、隅に入る等の行為をとおして空間の広さ、遠さ、高さ、深さ、前後、上下、左右を言葉や概念ではなく感覚的に経験して知っていきます。


★平衡感覚の練習
物と物の間を歩く、少し高い所に上がって歩く、物を押したり引いたりして歩く、腕に物を通したり、足にはいたりして歩く、物をかかえて歩く、物をぐるぐるまわす、自分がぐるぐるまわる、高い所に上がる、物をゆする、自分をゆする等をおこないます。